アメリカの有力シンクタンクAEIの推定によると武漢ウィルス(新型コロナウィルス)の中国での死者数は136,000人だそうです。

「宮崎正弘の国際情勢解題」 

令和二年(2020)4月11日(土曜日)

         通巻6444号   <前日発行>

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米国の有力シンクタンクAEIが、世界の感染数値から推定

  中国のコロナ死者は136000人

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 4月8日、武漢は封鎖を解除した。初日に武漢がら逃げ出した人々は六万を越えた。

 ところが、封鎖前に500万人がすでに武漢を離れていたことが確認されている。半分は帰っているが、湖北省の他の都市からも離脱者が含まれるので、最低で150万人、たぶん200万人が湖北省を去った。

 これは毎年の休暇利用で湖北省から平均280万人が他の省へ旅行をしている記録から、半分が旧正月の休暇旅行であるとすれば、後節の数字が導き出される。つまり、150万人から200万人が湖北省からほかへ移動したということである。

 湖北省全体の統計から毎月の空港利用が推定できる。過去のデータを基礎にすると、52万人が月々の旅客機利用者だった。この数字か推測できることは465000人が飛行機を利用して湖北省から消えた。

 AEIの特別レポート(2020年4月7日、デレク・シザーズ研究員)によれば中国は既に290万人が感染していると推定する。四月初旬に世界の感染が百万をこえていたが、中国は國際査察チームの立ち入りを拒み続け、真相を隠している。

 イタリア、スペイン、フランス、英国の死者が中国より多い事実に、容易に頷ける人は少ないだろう。

290万人の感染者がいるという推定は武漢を基軸とする湖北省全体で、情報は知らされておらず、他府県への旅行は自由だったからで、その感染率を世界平均から掛け合わせると、成り立つ推定値だ。

 すなわち、極力最低に見積もって120万人が武漢を離れた。このうちの2700人が、国際比較から判断して比率を用いて換算すると感染者である。

 次に最長の潜伏期間を三週間として、同じ比率をイタリアの例を適用すれば、中国全体の感染者の290万人になる。致死率は4・7%だ。

 となると、導かれる推定値。中国全体の死者は136000人になる。